多いのか、少ないのか?発達障害の児童生徒増加の理由
東広島市の音楽教室・オレンジスタジオ代表の高橋です。
ここ最近、一番反響があったインスタでの投稿をこちらにも。
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全国の公立小中学校の通常学級に、発達障害の可能性のある児童生徒が8・6%いることが、2022年の文部科学省の調査でわかりました。
これ、10年ごとに調査あるのですが、20年前は6.3%、10年前は6.5%で人々に衝撃を与えてきました。でも発達障害の子が居るのが珍しくない現在ではもはや、ショックでも何でもなく、「ですよね〜〜〜」という感想です。(むしろもっといるよね・・・的な。)
では、なぜ、こんなに増えているのか。理由をいくつか。
① 発達障害についての知識が一般にも浸透し、相談・受診件数がUPし診断数につながっている
② 発達障害そのものが増えている
・遺伝
まだまだ研究中↓
・昨今のメディア視聴(TV、ネット、スマホ等)の多さ
・睡眠の不整
・化学物質の暴露
・周囲の無理解によるストレス
などなど
私が個人的に思うことは、大きく地球レベルで見ると、生物って多様性がないと生き残れませんよね。
発達障害の人たちってヒトに多様性をもたらし、技術などの進歩に寄与しているのだと思います。
だって、一つのことに特化してる人たちいるでしょ?異様に〇〇の分野に強い、とか。
音楽界でもいますよね。多数の定型と言われる人たちと違うそんな少数の人たちも、生きやすい世の中。
それが真の意味でのダイバーシティーなんでしょう。
しかし、そういった子供たちを育てるのって、今の定型に合わせた世の中ではすごくすごくすごく大変。
ですから親の方も、自分のため、そして子供達のために色々学び、新しい価値観を積極的に取り入れ、
果敢に子育てに挑んでいって欲しいなあと思います。
そしてその多様性に満ちた子育てが、きっとこの国の明るい未来に繋がりますから。
弱ることもそりゃ多いですが、助けを求めることが出来れば、周りにきっと助けてくれる人が現れますし、
医療・福祉、頼れるところは頼ってください。
むしろ頼らずにこのような子達を育てられるほどこの定型用の世の中は甘くありません。
先の見えない長距離を一生懸命ひたすら歩いていて、ふと後ろを振り返ったら、
峠をいつの間にか越えていた、なんて事ありますよね。
いくつもの丘や峠もあるでしょうが、きっと子育てってそんな感じ。
大丈夫、一人じゃないです。乗り越えましょう。
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米国認定音楽療法士 高橋加良子
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