もくじ
アコースティックピアノが良い理由
さて、ここでアコースティックピアノが電子ピアノとどこまで違うのかを、書いていこうと思います。
電子ピアノとは違う楽器
電子ピアノは、アコースティックピアノとは違う楽器と認識してください。
まず、音を出す仕組みが違います。電子ピアノには、音そのものを出すはずの弦がありません。本来は、ピアノの鍵盤を押さえて、内部のハンマーがその弦を叩くことによって音が出ます。鍵盤の押さえ方、体の使い方で音色が変わってきます。そして、もちろん人によって音色が違います。しかし、電子ピアノは、だれが弾いても同じ音が出ます。線の細い人が弾いても、もともとのプログラミングされた良い太い音がします。素人が弾いても、プロが弾いても、音は変わりません。
テクニック
細かなテクニックに差が出てきます。電子ピアノは鍵盤が軽いため、ピアノを弾くための筋力がつきづらいです。音の強弱を弾き分けるテクニック、音色を変えるテクニック、などなど、細かなニュアンスを弾き分けるテクニックは得づらいといえるでしょう。はじめて一年くらいで差が出てきてしまうところです。出す音も、手の形も変わってきてしまいます。
耳
①で書いたように、電子ピアノは楽器の音をだすときにどんな風に弾いたって差が出ないので、耳が育ちません。音の違いを聴き分ける能力に差が出てきてしまいます。これは、のちのちの伸びに凄く関わってきます。
耐久性
初期投資がかかるアコースティックピアノですが、よっぽど条件の悪い場所に置かない限り、30年、40年、50年、もってくれるでしょう。湿気・直射日光は避けます。一年に一度の調律(定期的にきちんとしていれば、¥15,000/年くらいには収まります)。
価値
決定的な違いは、電子ピアノは電化製品扱いです。たいていの電化製品は10年で調子が悪くなりますよね。もし、それ以上もったとしても、修理が必要な時にはもう部品は売ってない、ということになります。買い替えしかなくなります。そして、まだ動いても中古で売ろうと思ったら、価値はほぼ0です。2年くらいなら、まだ値が付くかもしれませんが。その点、アコースティックピアノは30年たっても、車と違い確実に売れます。または、次の使われる方に譲ることもできるのです。手入れの行き届いたピアノならなおさらです。
その他
最後に、音楽で生計を立てているプロからみて(楽器屋店員ではなく)どれくらい楽器として違うか、、、誤解を恐れずに言います。
車で例えると、
コンサートグランドピアノ (F1仕様の車) > グランドピアノ(高級車) > アップライトピアノ(普通車) > 電子ピアノ(質の良い軽自動車~ゴーカート)
花で例えると、
アコースティックピアノ (生花) > 電子ピアノ (造花)
です。
なかなかショッキングではないですか??
しかし、これをわかっているかいないかで、電子ピアノまたはアコースティックピアノどちらを購入するにしても、納得感が違うのではないでしょうか?
ここまで書いておいてあれですが😅、そうは言っても電子ピアノがいいんだ!という方のために、後日電子ピアノの選びかたも書く予定です❗️
オレンジスタジオ代表
高橋 加良子
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